花粉症はアレルギー性鼻炎です
花粉症と漢方
花粉症って何?

●花粉症とは?・・・

アレルギー性鼻炎が季節的に起こるものは「季節性鼻炎」とも言い、その原因の多くは花粉にあることから《花粉症》と呼ばれています。花粉症は、特定の季節にだけ症状が強く現れ、他の季節にはほとんど無症状なのが特徴です。


スギの他、色々な花粉の飛散時期

《通年性鼻炎》
1年を通して鼻炎症状が続くタイプで、多くはダニが原因です。
《血管運動性鼻炎》
特定のアレルゲンが見つからず、自律神経のバランスの乱れから起こる鼻炎で、温度差などにより症状が出るのが特徴です。

漢方はなぜ効くの?

●アレルギー性鼻炎は《水毒(すいどく)》が原因…

くしゃみの頻発・多量の薄い鼻水などの症状は水分の異常排出で、漢方的には『水毒〜水分代謝の異常』と考えます。つまり花粉症は水毒体質によって起こる疾患の1つであり、水毒を取り除く漢方薬によって症状はかなり改善されます。アレルギーは遺伝だけでなく、後天的要因(内分泌的変化・食事の影響・環境変化)も大きく影響します。漢方による治療は、これらの要因に耐えうる《体質づくり》を基本とします。

●代表的な処方

☆小青竜湯(しょうせいりゅうとう)

アレルギー性鼻炎の代表的処方です。胃内停水(胃部に水分がたまりチャポチャポする)が起こりやすく、うすい痰・鼻水が多く出るタイプ。

☆辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)

副鼻腔炎を併発し鼻づまりがひどく、口が渇くタイプ。

☆荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

アレルギー性鼻炎が慢性化して鼻がつまり、濃い鼻汁が出るタイプ。体質改善にも有効。

症状別改善方法

●軽度の症状

 

甜茶(てんちゃ)・スギナやルイボスティーなどの『抗酸化作用=SOD様作用』を持ちアレルギーによいとされる薬草を、毎日お茶代わりにお飲み下さい。

●漢方薬

症状・体質に合わせて調合します。2つの処方を使い分けていく場合もあります。効き目の早い《煎じ薬》・携帯に便利で飲みやすい《エキス顆粒》などをご都合に合わせてご用意します。

●症状のひどい場合

漢方薬と新薬(抗ヒスタミン剤・点鼻薬・目薬など)を使い分けていきます。目のかゆみなど粘膜の炎症が強い場合は、ビタミンB2・B6などのビタミン類も有効です。

●毎年くり返している方

漢方薬を中心に《アレルギーを起こしにくい体質づくり》を目指しましょう。血液の質と流れを良くする《田七人参》や、炎症を悪化させる「活性酸素」を退治する作用を持つ《SOD様食品》も役立ちます。症状が治まっても、来年に備えて継続することが《体質づくり》には必要です。

●養生が大切

薬だけに頼り一時的に症状を抑えているだけでは、症状がひどくなる一方です。この時期を楽に過ごすためには薬だけに頼らず常日頃からの生活改善が大切です。睡眠を十分にとり、酒。タバコを控えるだけでも症状は軽くなります。

☆お気軽にご相談下さい☆
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